2018年12月15日土曜日
なぜアラサーOLがCAに転職?3
前回の記事「なぜアラサーOLがCAに転職?2」の続きです。
エミレーツの採用ホームページを見てみたはいいものの、なかなか自分が応募できそうなポジションがありませんでした。
そして何より、英語を使って仕事をしてみたいと言っておきながら、
それまでの15年以上、日常生活で日本語しか使ってこなかった中で、
どんなポジションであれいきなり英語で仕事をすること、それ以前に、
英語ネイティブスピーカーも含めた応募者と同じ土俵に立って、
自分がそのポジションを勝ち取る自信が正直あまりありませんでした。
(それでも一応、海外に行きたいなぁと漠然と考え始めてからは、
以前紹介したオンライン英会話レッスンに加え、
通勤中も毎日ビジネス英語のポッドキャスト等を聞いて軽くトレーニングしていましたが。)
やっぱり始めは、日本語を使いながら「日本人であること」を求められるような仕事がいいのかなぁ。。。
そう考えて、改めてドバイの転職サイト等を検索しても、「Japanese + job」等というキーワードでヒットするのは Sushi Chef ばかり。
いやいや、寿司職人になりたくて海外に行くわけではないし・・・ そもそもなれないし・・・
そんな中、たまたま見つけたのが エミレーツのキャビンクルー募集の求人広告。
初めはなんとも思いませんでしたが、よくよく見てみると、なんと選考は大阪で行われるそう。
エミレーツはいいけどキャビンクルーか・・・
客室乗務員になろうなんて、考えたこともありませんでしたが。
リクルートメントチームが大阪に来るということは、日本人を日本語スピーカーとして採用に来るわけだし、私にも応募資格がありそうだ。
しかも経験不問なので今の職種も関係なし。
CAになんてなるつもりもないけど、これから英語で転職活動をするなら、英語面接の練習にもなる。(そもそも合格しないだろうし)
受けて損することもないし、タダで面接練習をさせてもらうつもりで、受けるだけ受けてみようかな・・・
そんなふうに考え始め、応募書類の締め切りはそれから10日後ぐらいだったので、
とりあえず保留にしておきました。
(よく、とりあえず保留にしてしまう・・・いわゆるprocrastinatorです・・・)
次回からいよいよ応募~選考のお話です。
👉「エミレーツ受験記 選考の流れと日程」
2018年12月8日土曜日
なぜアラサーOLがCAに転職?2
前回の記事「なぜアラサーOLがCAに転職?1 」の続きです。
海外に出てみたいと思い始めた二つ目の理由・・・
それは、今まで当たり前と思っていた日本での働き方に疑問を持ち始めたからです。
当時私の会社は小さいながら「グローバル化」に取り組んでおり、
外国人採用にも力を入れていました。
彼らと一緒に働くうち、日本での常識が世界の常識ではないんだと感じることが増えていきました。
私は私なりに、日本社会ではなぜこうなのか、本音と建て前やグレーな部分含めて、
理論づけて納得してもらおうとしましたが、
「これおかしくないですか?」と外国人社員に聞かれると、
確かにおかしいのかも。。。と疑問も出てきました。
そこで、日本でははない場所で、日本の常識が通用しない場所で、一度働いてみたい、と思ったのです。
そうして私は何のあてもなく、まずは会社を辞めました。
自分の性格上、追い詰められないとなかなか次に進めないと思ったからです。
どうしたら海外に行けるか。
留学かワーホリか転職か。
ただ、海外に出てみたい二つ目の理由が「海外で働いてみたい」だったので、
やはり一番の希望としては仕事をすることでした。
候補地としては、英語圏でワーホリでも比較的行きやすそうなオーストラリアやカナダ、
そしてもう一つ頭にあったのが 「ドバイ」でした。
突拍子もないように聞こえるでしょうが、これにも理由があります。
当時親しかった友人の家族がドバイに住んでおり、ちょくちょくその話を聞いて興味をそそられていたのです。
そして私にとって魅力的に思えた点は主に3つ。
①中東に位置しながら、公用語はアラビア語+英語であること。
②9割が外国人という特殊な環境。
多国籍でおもしろそう!プラス、
英語ネイティブの中に自分だけ外国人として飛び込む完全アウェーの状況より、
自分も周りもみんな外国人の方がみんな立場が対等で生きやすそう。
③子どもの頃から憧れていたアラビアンナイトの世界。笑
![]() |
アラビアンナイトなモスク@アブダビ |
何を隠そう、好きなディズニー映画は断然アラジン!
2019年 実写版公開!
ミュージカルもロンドンステイのときに見に行きました。
ただミュージカルの演出はあまり気に入らなかったので、
実写版映画がどんな感じになるのか若干不安ではあるものの、
今からとっても楽しみです。
・・・とまぁ、そんなこんなで、
そうだ ドバイ、行こう
ということになり、ドバイで何か私ができる仕事がないか探すことにしました。
そしてドバイといえば エミレーツ。
エミレーツのホームページにいき、当時の私の職種(人事総務)を含め、
応募できそうなポジションがないか検索し始めました。
続きます。
👉「なぜアラサーOLがCAに転職?3」
2018年12月6日木曜日
なぜアラサーOLがCAに転職?1
なぜ私が30代を目前にして客室乗務員になる道を選んだのか。
それもドバイ(=砂漠の真ん中)で。
![]() |
ドバイのガチ砂漠 |
それは、偶然の巡り合わせとしか言いようがありません。
前回も書きましたが、私は自分がCAになるとは夢にも思ったことがありませんでした。
憧れたことも一切ありませんでした。
子どもの頃から飛行機に乗る機会が多かった私は、どちらかというとこの職業を敬遠していました。
肉体労働でめちゃくちゃ大変そうなのに、心無い人たちから与えられる称号は結局
空飛ぶ「ウェイトレス」 や 「お茶汲み係」。
色々な方面への失礼を承知で言うと、CAなんて大して頭も使わないブルーカラーの代表みたいな職業で、
低学歴のミーハー女子がめざすものというイメージがあり、
何もできないくせにプライドだけはいっちょまえに高い自分は、絶対やりたくないと思っていました。
(すみません!)
・・・それはさておき。
当時勤めていた会社の仕事に大きな不満があった訳ではないのですが、
朝から晩まで働いて、テレビ相手に一人晩酌することを楽しみとしていた生活に
なんとなく行き詰まりを感じていました。
そして、これが最大の動機となるのですが、漠然と海外に出たいという気持ちが出てきたのです。
海外への想いが芽生えてきたのには主に2つ理由があります。
1つ目の理由・・・それは、英語を使いたい!と思うようになったからです。
その頃私は会社の英語教育施策でスカイプでのオンライン英会話レッスンを始めていました。
(というか教育担当者だった自分が導入したのですが)
実は幼少期を海外で過ごした所謂 「帰国子女」 だった私は、世間一般よりは英語は得意ではあったものの、
家族で帰国してからは留学等の経験もなく、15年以上も日常では英語を使う機会がなく、
会話には正直苦手意識がありました。
それが、オンライン英会話を始めたのをきっかけに、少しずつ自信を取り戻し、
もっと英語を使いたい!という気持ちが芽生えてきたのです。
※余談ですがスカイプレッスン、何よりも安いし、
ひたすら会話を練習して自信をつけたい人には本当におすすめです。
4-5年前のことなので、今では更に質の良いサービスが出てきているかもしれませんが。
ただ、当時法人として実際に使っていたのがどこのサービスだったのか失念してしまいました。
かなり気に入っていたのでまた思い出したら書きます。
(お気に入りの先生を予約できたり、ビジネス用の教材が充実していた)
導入を検討する際、こちらも個人で少し試しましたが、業界最大手の「レアジョブ英会話

外国人と英語で話す場数を踏んで自信をつけたい人にはもってこいだと思います。

続きます。
👉「なぜアラサーOLがCAに転職?2」
2018年12月4日火曜日
はじめに

はじめまして、たまこと申します。
30歳を目前にして、大阪のOLからドバイの客室乗務員に転職した経験があります。
数か月前に退職し、現在は新天地で全く別の生活を送っていますが、
このブログは自分のクルー時代の忘備録を兼ねて、
これからフライトアテンダント/キャビンアテンダント/客室乗務員、
特に中東外資のエアラインをめざす方のお役に立てればと思い始めました。
正直私は、それまで自分が客室乗務員になることになるとは夢にも思ったことがありませんでした。
それが、ひょんなことからご縁があり、
初めての英語面接の3カ月後にはドバイに降り立っていたのですから、
人生何が起こるかわかりません。
こんな無計画な私なので、早くから客室乗務員を志していた方々とはちがい、
情報収集も不十分でしたし、エアラインスクールなんていうものとも無縁でした。
アドバイスをもらえるような、エアライン志望者や関係者も私の周りにはいませんでした。
運が良かったといえばそれまでですが、それでもなんとかなるものです。
でもそんな中でも私が唯一頼りにしたのはインターネットでした。
初めは、英語面接の練習に、という程度の軽い気持ちで臨んだ初のエアライン受験でしたが、
選考過程で上に進めば進むほどこの仕事が魅力的に思えて来て、志望度が上がっていきました。
それと同時に、アラサーという年齢、歯並び、患っている側弯症(背骨が湾曲している病気)等のコンプレックスを含め、色々な不安も出てきました。
その不安を解消するため、ネットでブログや掲示板等、日本語のものも英語のものも読みあさりました。
そしてその結果、私は誰にも頼ることなく、
「自力で」一発合格することができました。
正直始めの動機は不純でしたが(不純だったからこそ?)、私は恐らく、誰よりも手間とお金をかけずにCA受験に合格できたのではないかと自負しています。
手間やお金をかけなくても、今の時代、ネットで情報が手に入りやすい時代です。
そこで今度は私が自分の経験をシェアし、少しでもこれから外資系(特に中東系)クルーをめざす方の
参考になればと思っています。
選考過程から入社に至るまで、また、クルー時代のあれこれについても、追々書いていきますね。
どうぞよろしくお願いします。